心理学用語

リスト内手がかり効果は、リスト内にある情報の一部が検索手がかりとして提示されたとき、その手がかりに関連する情報は思い出しやすくなるが、それ以外の情報は思い出しにくくなるという現象です。これは、手がかりがリスト内の情報を検索する際に、検索範囲を狭めてしまうために起こります。

リスト内手がかり効果は、1970年代にイギリスの心理学者であるジョン・ヒラーによって発見されました。ヒラーは、被験者に対して、10個の単語のリストを提示し、そのリストに含まれている単語を思い出すように指示しました。その結果、被験者は、リストに含まれている単語の一部が手がかりとして提示されたときの方が、手がかりに関連する単語は思い出しやすかったものの、それ以外の単語は思い出しにくかったことがわかりました。

リスト内手がかり効果は、記憶の検索プロセスに影響を与えると考えられています。記憶の検索プロセスは、まず、検索範囲を特定し、その範囲に含まれる情報の中から、検索手がかりに合致する情報を探します。手がかりがリスト内の情報を検索する際に、検索範囲を狭めてしまうために、それ以外の情報は思い出しにくくなるのです。

リスト内手がかり効果は、様々な場面で影響を与えます。例えば、試験勉強をするときには、参考書や問題集に書かれている情報を、リストのように整理しておくと、記憶の検索がしやすくなるため、効果的に勉強することができます。また、プレゼンテーションをするときには、事前に作成したスライドをリストのように整理しておくと、話す内容を思い出しやすくなります。

リスト内手がかり効果は、記憶を効果的に活用するためのヒントを与えてくれます。リストを活用することで、記憶の検索プロセスを効率化し、より多くの情報を思い出すことができます。

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