心理学用語

価格効果(price effect)とは、ある財の価格が変化した場合に、消費者のその財に対する需要量がどのように変化するかを説明する概念です。価格効果は、代替効果(substitution effect)と所得効果(income effect)の2つに分解されます。

代替効果とは、ある財の価格が下落した場合、消費者はより安い財に代替することで、効用を最大化しようとする効果です。例えば、コーヒーの価格が下落した場合、消費者はコーヒーをより多く消費するようになります。これは、コーヒーの価格が下落したことで、コーヒーに代替できる他の飲み物(紅茶や緑茶など)の価格が相対的に高くなったため、コーヒーをより多く消費するようになったのです。

所得効果とは、ある財の価格が下落した場合、消費者の実質所得が増加する効果です。例えば、コーヒーの価格が下落した場合、消費者はコーヒーをより多く消費するようになります。これは、コーヒーの価格が下落したことで、コーヒーに支払う金額が減ったため、他の財やサービスの消費に使えるお金が増えたことが原因です。

価格効果は、財の種類や消費者の所得によって異なります。例えば、必需品である財の価格が下落した場合、代替効果が主に働き、需要量は大きく増加します。一方、嗜好品である財の価格が下落した場合、所得効果が主に働き、需要量はわずかに増加するだけです。また、所得が高い消費者の方が、所得が低い消費者よりも、価格効果の影響を受けやすい傾向があります。

価格効果は、企業のマーケティング戦略や政府の経済政策にも重要な影響を与えます。例えば、企業は、価格を下げることで、需要を増加させることができます。また、政府は、価格を下げることで、消費者の購買力を向上させることができます。

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