心理学用語

ゼイガルニク効果(Zeigarnik effect)とは、未完了の課題の方が、完了した課題よりも記憶に残りやすいという心理学的な現象です。この効果は、1927年にソビエト連邦の心理学者ブリューマ・ゼイガルニクによって発見されました。

ゼイガルニクは、被験者にいくつかの課題を与え、そのうちのいくつかの課題を途中で中止させました。その後、被験者に課題を思い出してもらったところ、未完了の課題の方が完了した課題よりも多く思い出されたのです。

ゼイガルニク効果は、未完了の課題は、完了した課題よりも強い動機づけを持ち、脳の注意領域に強く刻印されるためと考えられています。また、未完了の課題は、完了した課題よりも未知の部分が多く、脳の探索欲求を刺激すると考えられています。

ゼイガルニク効果は、日常生活においても多く見られます。例えば、読んでいる途中で本を閉じてしまった場合、その本の内容を忘れにくくなります。また、途中で解き終わっていない計算問題や、途中で書き終わっていない手紙なども、完了した問題や手紙よりも忘れにくくなります。

ゼイガルニク効果は、記憶力や学習を向上させるために利用することができます。例えば、勉強するときは、一度に多くのことを学ぼうとせず、小さな単位に分けて、一つずつ完了するようにすると、記憶力が向上します。また、仕事の効率を上げるためには、タスクを小さな単位に分けて、一つずつ完了するようにすると、作業がスムーズに進みます。

ゼイガルニク効果は、私たちの日常生活に多くの影響を及ぼしています。この効果を理解することで、記憶力や学習、仕事の効率を向上させることができます。

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